ふぁいなるファンタジーXIVの吉田PDの言うMOD文化というものを調べてみました。
MOD文化発言
日本には,PCで遊ぶ文化がないと言われてますが,今の若い人達はガンガンPCで遊んでいるんです。それこそPCゲームのMOD文化にも若い人達は全然抵抗がなく,当たり前のようになじんでいます。それを認めてあげないと,日本のゲーマーの成長はないですし,だからこそ,何が良くないことなのかは逃げずにきちんと伝えていかなくてはと思っています。
そもそも,ダメなものは僕らがちゃんとできないようにするべきで,プラグインやMODの是非はそのあとの話です。僕自身は,こうしたMOD文化はいいことだと思っていますし,そうじゃないと,ユーザークリエイトコンテンツなんて出てこないでしょう。
チートツール使用者による絶アルテマウェポン破壊作戦が攻略されたことに対する、4gamerさんのインタビュー発言でMOD文化というものがでてきていました。聞きなれない言葉なので調べてみました。
MODとは
MODとはModificationの略で、ゲームのグラフィックや様々なデータを改造するプログラムやファイルのこと(出典:ウィキペディア)だそうです。Modificationは変形とか改変という意味ですね。
スカイリムでキャラクターの容姿を変更できたりするのは有名ですね。これなら私も知っています。
MODを追加することで、ゲームに変化をもたらすことができます。全く異なるゲームにもなるみたいですよ。
海外ではこうしたMODによる改造が普通に行われていることをMOD文化と呼んでいるのだとおもいます。
MODの是非
MODで追加要素を加えてひとつのゲームを長く遊ぶことができ、遊びの幅が広がりますね。
ユーザーが作成しているので動作保証がないのと、自己責任が求められるとおもいます。
オフラインゲームであれば遊びの幅が広がっていいのかもしれませんが、オンラインゲームの性質を考えると受け入れるのは難しいですね。
オンラインゲームはたくさんの人と世界を共有しているので、公平ということが大事になってきます。レアポップするモンスターを素早く見つけられたり、隠された宝箱の位置が分かったりするのは不公平ですよね。
ゲーム性を損なわないスキンを変えるぐらいはあってもいいのかなとおもいます。
チートツールはMODではない
吉田PDは『MOD文化を認めてあげないと』とおっしゃってますが、今回使用されたチートツールはMODではありません。
MOD文化は素晴らしいのでチートツールを肯定しようとするのは、整合性が取れていませんね。
スクエニアカウント規約
スクウェア・エニックスアカウント規約(一部抜粋)
第8章禁止事項
第26条その他の禁止行為
(16) 当社が、各対象サービスにおいて設定した様々な要素(オンラインゲームにおける登場人物の能力や能力の成長速度等を含むが、これに限らない)を、当社の許諾したものでないデータやプログラム等を使用することで、改変してゲームバランスを崩したり、あるいは、あらたな要素を付加する等の変更を加える行為。
(21) プログラム等の改変、リバースエンジニアリング、解析、ユーティリティの作成・頒布等の行為。
吉田PDはMOD文化に前向きですが、そもそもスクエニアカウント規約で禁止されています。
ファイナルファンタジーXIVのPDが規約違反にあたる行為を推奨するのはどうなのでしょう。個人としてそういう思いがあるのは分かりますが、スクエニが規約で否定しているのですから発言は慎重に行ってもらいたいです。
MOD文化を広めたいのであれば、独立してご自分が開発したゲームでやってほしいとおもいます。
まとめ
ファイナルファンタジーXIVの吉田PDのMOD文化発言について紹介しました。MODを肯定されていますが、スクエニ規約で禁止されていますよ。
吉田PDの発言に感化されて、スクエニ作品でMODを作成したらアカウント停止されるんじゃないでしょうか。